玉翠園あらかると

このコーナーでは新しい商品、情報や当店の日本茶インストラクターの気ままな思いつきを写真やイラスト等の画像付きで紹介します。
このコーナーの記事についての質問やお問合わせはお気軽にメールでどうぞ。

 

2012年07月09日 お久ぶりです!

この間、日本茶インストラクター協会の理事を拝命し、その上、思いがけず協会本部の常任幹事まで仰せつかってしまい、能力限界状態で会社のことは専務に任せっぱなし、私が担当しているすべての長期開発計画がフリーズしておりました。

ようやく幹事だけは任期満了で無事お役目を果たし終わりましたので、計画再スタートです。もっとも私のことですから、オーバーロードでまたいつ止まるかわかりませんが、皆さんどうかのんびり見ていてくださいね。

それでもこの間、わずかな時間を繋ぎ合わせて、大人気の雪萌パフェの毎日レシピ調整は無論のこと、知る人ぞ知る、隠れメニュウの数々、「桜花」「新茶」「野イチゴ」「プルーン」「梅」「みかん」等々、の他に

「かぼちゃ玄米」

「天空のお茶」

等をリリースさせていただきました。どれもみなさんにご好評いただきましたこと、本当にありがとうございます。同時に、素材の提供をいただいた生産家の皆さんにも心より感謝申し上げております。

小学校授業・エゾシカ協会エッセイ

その他、日本茶インストラクター協会北海道ブロック支部で公立小学校の5年生家庭科での日本茶授業の企画を立ち上げさせて頂いたり、また別方面ではエゾシカ協会様からの依頼で「美味しく頂くためのハンティング」をエゾシカ協会HP(http://www.yezodeer.com/deerhunt/tamaki/001.html)に寄稿するなど、商い以外でも色々なことに挑戦させていただきました。機会を与えていただきました皆様に感謝いたしております。(玉木康雄)

 

2010年06月25日 冬の海からの贈り物、もう一つの「雪もみじ」

昨年末から厳冬期のみの限定販売でお楽しみ頂いております「道産たらこ版の雪もみじ」のおいしい画像リリースです。

雪をはらいながら、岐阜からご夫婦でいらしたというお客様、せっかくの北海道旅行なのに運悪く、食べ物には大外れとのこと。エゾ鹿佃煮雪もみじの茶漬をお勧めしたところ、ご主人は、これぞ北海道!と喜んでくださったものの、実は奥様はお肉が一切食べられないとのこと。

実はそんなご事情もあり、海がしけのせいで、食事の楽しみが半減した今回のご旅行、数時間後の便で帰らなければ・・・とお聞きした私、そういえばいいものが冷蔵庫に・・・・・。

「では、海の雪もみじを食べてみますか」とご用意したのが、自分用に買っておいた道産のぷりっぷりもみじこ(たらこ)。これをお茶でスモークしながら半焼きにしてゆきます。

お二人とも目を丸くされていましたが、ご主人、「私、それも食べます。私の分も作ってください」とのお言葉。お時間は大丈夫ですかの問いにも上の空で、飛行機の時間、いいんだろうかと思いながら、お二人分、もみじこ(たらこ)のスモークロースト完了致しました。

「ゆめぴりか」のご飯に載せて、ワサビを乗せて、熱々ほうじ茶を注ぎます。恥ずかしながら、お作りしている私のお腹も鳴ってきます。

お二人で、にこにこされながら完食され、「これはおいしいね。来てよかった。」この一言は、この地で商う者にとっては何よりのお言葉ですね。

「また、必ず来ます」と茶漬360円を三杯分の他に雪もみじの瓶詰めやら、自家製ほうじ茶等を大量にご購入いただき、お見送りいたしました。飛行機大丈夫でしたでしょうか。


このご夫婦を始め、年末ご来店いただいたわずかなお客様に、冬の海からの贈り物、たらこ版「雪もみじ」は大好評でしたが、なんといってもいつでも提供できる商品でないことは、ずっと私の頭に引っかかっていました。(いくら限定とうたっても、注文下さったお客様にとって欠品は、がっかり以外の何物でもないわけですから)

肉の食べられないお客様にも北海道のおいしさを楽しんで頂くために「海の雪もみじ」が生まれましたが、たらこという魚卵を使う上で解決しなければならない保存性の難しさについて、私はお茶の熟成もそうですが、保存の為の保存ではなく、よりおいしくなる為の保存に知恵を絞りたいと日頃より考えています。

それであって初めて、北海道の食の財産である、山の産物、海の産物、蔵の産物を、より多くの方に感動とともに味わってもらう道と考えているからです。

そこで、またまた試行錯誤の上完成させたのが、道産たらこを特製ほうじ茶で炊き上げ、唐辛子油でおいしさを封じ込めた、冬の海からの贈り物「炎の雪もみじ」です。以下続く・・・・。

今後とも、北海道がもっと元気になる為、皆さまに喜んでいただける本当に質の高い品を開発し、役立つ知識を普及して参ります。宜しくお願い致します。

 

2010年06月18日 《北海道、もっと元気に!》の続きの続き

前回ECOで美味しい「蔵のもの」の企画を紹介してから1年以上アラカルト更新をさぼってしまいました。

新商品続々登場

この間に、抹茶を使った「雪萌えパフェ」、年末の寒い時期から登場した雪もみじ等のお茶漬類、を次々デビューさせていただきました。

お陰さまで「雪萌えパフェ」は冷たいデザートにも関わらず、吹雪の日にもご来店いただき、年末だけの特別企画のつもりで始めた茶漬類は暑くなってもハフハフしながら楽しんで頂いており、嬉しい悲鳴です。この場を借りて皆様に御礼させていただきますとともに、いつも品切れのお詫びもさせていただきます。

当店を日頃ご利用のお客様は、ご承知の方が多いと思いますが、初めての方も多いと思いますので、特によくお客様からおしかりを受ける以下のアイテムにつきまして、ここで店主の言い訳をさせていただきます。

☆「雪萌えパフェ」のさくら茶バージョン(450円)は3月後半から4月初旬

☆「雪萌えパフェ」の新茶バージョン(360円―450円)は5月後半から6月中旬

☆「雪もみじ茶漬」の炙ってから、ほうじ茶でスモークしたもみじこ
 「海からの贈り物 雪もみじ」(360円)は11月後半から12月初旬

☆「抹茶ラテ」(400円)はお客様に応じて・・?

以上が昨年から現在までの販売期間ですが、

さくら茶は私が自分で円山の八重桜を摘み取り(公園のじゃないですよ、もちろん自宅のです、笑)、塩漬けして作ります。今年の分も摘み取り漬け込みましたので来年の春もお楽しみに。

新茶バージョンのアイスクリームは、採れたての新茶で作りますが、今年の新茶が、甘旨味成分が豊富であった為(なんと!霜のお陰です)、予想に反してとてもまろやかな仕上がりでした、来年の新茶の出来も楽しみです。

雪もみじを使った茶漬は、大好評の山からの贈り物のエゾシカ佃煮「雪もみじ」に加え、肉が食べられないお客様の為に、雪がちらつくころ美味しくなる道産「もみじこ」を炙ってから、ほうじ茶でスモークした海からの贈り物、「雪もみじ」を提供させていただきました。

エゾシカ佃煮「雪もみじ」は保存がききますので通年販売しておりますが、「もみじこ」版の「雪もみじ」は魚卵の為、残念なことに、保存について研究中です。私のポリシーとしては、単純に保存性を高めるだけでなく、保存することによって更に美味しくなることを目指していますので、今年も、昨年末同様、運よく出会えたお客様のみの限定です。(皆さんお召し上がっていただくときは数分ですが、お出しするまでにかかる時間は、好きでないとできないレベルです、笑)ただ、昨年末から、水産関係の方と本格的にある商品の開発に取り組んでおり、その点でもあわせてご期待ください。

疲れ果てたお客様がいらしたときだけ提供させていただく玉翠園の隠れメニュウ「抹茶ラテ」は、抹茶の使用量が多い為、「雪萌えパフェ」に使用する分を使いこんでしまうかと考え、表に出しておりませんでしたが、通年通しての抹茶使用量がようやく把握でき、安定的に供給できる見込みとなりましたので表メニュウに昇格です。

いずれ撮りためた画像DATAもあわせ、各コーナーで公開いたしますのでお楽しみに。

講演活動について

この1年間はこれまでになく、日本茶、北海道の自然、教育等に関してと、様々な形での講演活動を行わせていただきました。

イタリアンレストランで、美しい方たちに囲まれての日本茶講演、自然環境と人間との共存を考える方たち主催の会での研究発表、日本茶と陶芸についての講演、大学での講演、小学校での子供たちへの授業等、自分でも信じられない件数の講演をさせていただきました。

これも主催の方を始め、私を支えてくださった協力者の皆様のお力があってこそです。皆さんありがとう。

昨日も北海道新聞さんが家庭科授業の取材をしてくださいましたが、実は報道関係の皆様にも、専門知識の普及啓もうの部分で大変ご協力いただいております。直接私の講演を受講して下さった方は未だに数千人規模ですが、TVや新聞で見てくださる方は数百万人ですものね。もちろん伝わる内容の密度は違いますが、これからも報道関係の皆様、頼りにしておりますので宜しくお願い致します。

今後とも、北海道がもっと元気になる為、皆さまに喜んでいただける本当に質の高い品を開発し、役立つ知識を普及して参ります。宜しくお願い致します。

 

2009年05月7日 《北海道、もっと元気に!》の続き

「海のもの」、「山のもの」の他に、もう一つ美味しいものとは・・。
それは「蔵のもの」です。

北海道はご存じのように開拓時代は食糧自給もままならず、内地からの輸送に頼っていました。今のように毎日航空便があるわけでもなく、気象条件によっては途絶もありうる北前船での輸送物資が生命線であったため、備蓄のために蔵が建てられ、また、開拓が進むと、今度は収穫したものを内地に送るための物資集積のために蔵が大切にされました。戦後になると、蔵の多くは取り壊されていきます。鮮度を保つには冷蔵庫が使われるようになり、また物流の速度が向上したため、石やブロックで作った重厚な蔵が不要になってきたのです。貯蔵のための蔵の役割はここに終焉をむかえます。

熟成の技
それは「開拓時代からの自然エネルギーの活用」

しかし、お茶屋、特に京都宇治茶の中でも熟成玉露(ちなみに、玉露と同様に育てた茶を石臼等で挽いたものが抹茶です。)を扱う問屋にとっては、蔵は今でも必要不可欠です。というのも、玉露の重厚な旨みには、時間をかけた熟成(エージング)が欠かせないからです。蔵の役割は外気温を反映させながらも、その影響を緩衝し、ゆっくりと素材である玉露の味や香りに時の変化をつけていくことにあります。その年によって採れる茶は毎回異なり、更に熟成の条件である気温等の環境も毎年異なることで、まさにその年の味、ヴィンテージものが完成するのです。

新茶がボジョレーヌーボに例えられるなら、玉露は年代物のワインにとてもよく似ています。熟成技術は、当社では直系一族のみの相伝で、どのような玉露がどのような気象条件の年に何か月、場合によっては何年で、どのように変化するのか伝えられてきています。上質の宇治玉露に、時間という要素を組み合わせるこの技は、高温多湿の本州と違って雪の積もる冷涼な北海道だからこそ、年単位の長期蔵熟成も、お茶に無理な負担をかけずにできるのが特徴です。これによって生み出される玉露の旨み、味わいは日本一です。

当店の玉露は、多かれ少なかれ、この熟成品が年代ごとに組み合わさっているために、他では真似のできないまろやかな旨みがあり、これが遠くからもお客様に足をお運びいただける所以と思っております。とはいえ、玉露は高額商品ですから、熟成に失敗すれば大変な損害です。ですからリスクを嫌い安定供給を選ぶ場合は、エアコンや冷蔵庫を使って保存販売します。当店も均一化が必要な商品にはこの方法を取りますが、本物のヴィンテージ物、北の熟成玉露の濃厚なうまみと深い味わいには祖父の代から受け継がれた昔ながらの長期蔵熟成が最適なのです。

さて、このリスクのおかげで、店の規模も扱い量も創業当時から変わらず、大量販売、店舗拡張など、当店には選択の余地もありませんでしたが、「本当に良い茶を商いたければ、自分の目の届く分を超えて店を広げるな」という祖父の教えを守り、この時代に繋げることができたことは茶問屋としては喜ぶべきことと思っております。

自然エネルギーの利用が叫ばれる今の時代ですが、開拓時代から今に受け継がれた玉露の熟成技術、宇治で摘まれた玉露がマイナスの温度エネルギーを持つ北海道の蔵で、最高の味にまで高められる、世界中でただ一つの、「北海道完熟宇治玉露」は100年近くたった今も当店を代表する、まことにECOな逸品だと思います。

今回、いつもと違った目的で「北海道完熟宇治抹茶」を用意します。

市内数か所、大中小と点在する玉翠園の蔵には蔵出しを待つ玉露や碾茶が眠っています。

これは抹茶の原料となる碾茶です。ころ合いを見て、蔵に仕込んでおいた茶を(簡単にいうと抹茶用の玉露です)の封印を切ります。

 

おーっ、よくできています。

1年と10カ月前には苦みが立ち過ぎていたこの茶の角が取れて十分の旨みがのってきています。さて、この後が一苦労、力仕事が待っています。

おかげで腕力は、かなりあります。私。
熱を帯びないように回すこと15分、やっと・・何やら緑色の粉末が!

回し続けておよそ1時間、今回必要な分の抹茶がようやくひき終わりました。抹茶篩で篩ってとりあえず完です。

今回の抹茶は、これが本旨ではありませんが、碾いた後は、やっぱりお約束の一服を・・・・はーッ美味!

今回は、この「北海道完熟宇治抹茶」と、「道産食材」をつかった素敵な北海道デザートコラボレーションを皆さんにお楽しみいただこうと考え、現在企画中です。


2009年04月20日 《北海道もっと元気に!視聴者の皆様もありがとうございます》

 長らく私のアラカルト情報更新を怠ってしまいました。申し訳ありませんでした。皆さんのご愛顧のおかげで、ほうじ茶で炊いた、えぞしか佃煮「雪もみじ」が北海道新聞さんに大きく掲載されました。たくさんの方からの反響をいただきました。

 その後、UHBさん「おはヤマ」・TVHさん「経済ナビ」・日経MJさん・農業新聞さんに報道して頂き、最後に東京農大の先生方の訪問を受け、えぞしかはもちろん、北海道の環境保全について、たくさんの意見交換させていただく機会も持てました。
5月に発刊予定の北海道の雑誌「カイ」さんにも載せていただけることになりました。どんなふうに載るのか楽しみにしています。

 TVや各誌の中でも申しあげましたが、たくさんの報道を通じ、多くの皆さんが、北海道の大地の恵みを味わい、本当の意味での自然との共生への一助になってくれたら、茶問屋が知恵を絞った甲斐があります。

「雪もみじ」は大量生産することはあり得ないと思いますが、手に取った方が「へーっ、エゾシカって美味しいね。北海道だけの味覚だよね。」と言ってくださるのが嬉しく、末永く、山の神様が与えてくれる分だけ、毎年限定生産していきたいと思います。これからも応援していただいたら嬉しいです。今季生産分は、あとわずかです。

 札幌駅の地下パセオの甚平さんでは、その場でメニューとして食せますので、お近くの方はお試しください。お持ち帰り用に販売もしておられます。

 当店はもちろんですが、札幌大通なら丸井さんの「きたキッチン」、植物園近辺なら「大金畜産」さん、宮の森なら、あの有名な「フーズバラエティすぎはら」さんで、宜しくお願い申し上げます。ご購入いただいた皆様はもちろん、ご協力くださったすべての方々、本当にありがとうございました。

 もう一つ、今回忘れてならないのが、私の大好きなこの北の大地への感謝です。四季のはっきりした、また寒暖の差の激しい北海道が生み出す食品の素材としてのグレードは、世界有数といえるのではないでしょうか。

海のもの、山のもの、がおいしいことは間違いないでしょう。
他にもおいしいものがあります。なんだと思いますか。

続きは・・・近日公開の新企画
「どさんこ茶問屋の思い、玉翠園のオリジナルスイーツへ」

 

2008年08月13日 《日本茶と子供たちと 「ちゃの葉しずく」 》

ずいぶん更新をさぼってしまいました。
新茶からここまで全速力の数ヶ月間でした。今年も優れた新茶をたくさんの農家の方から、産地問屋の方から、JAさんから送っていただき、とても良い商いができたと思います。本当にありがとうございました。
もちろんお買い上げいただいたお客様に、感謝しておりますことは言うまでもありません。

燃料、資料の高騰や生産調整など農業を取り巻く環境の変化は自然環境の変化とともに著しいものがあります。
どんなものでもそうだとは思いますが、農業は結果が出るまでに気の遠くなるような時間がかかり、人間の根気を試されているような産業です。
農家の方々が後継者を大切にするのは、必ずしも費やした努力の果実を手にするのが自分の代とは限らないとわかっているからです。だからこそ、彼らが努力した成果を受け継ぐ世代を大切にしたいと私は思います。
おかげさまで、いろいろな機会に日本茶の講義をさせていただき、次世代のユーザーである子供たちが中心の講義も行う関係で、こんなキャラクターを時々使っています。
名前は子供たちがつけてくれました。「ちゃの葉しずく」と言います。ちゃの葉からの大切な一滴をイメージしたもので、成分など難解なものを子供たちに説明するとき、助けてくれます。
原画は大学在学中、父から「何か玉翠園の商標になるようなものを考えよ」との命を受け、いくつかおふざけも交えて考え出したキャラクターの一つです。憲法の授業中に走り書きしたらしく、基本的人権の上に鎮座しておりました。
商標には結局、茶の花をモチーフにした真面目なものを採用したのですが、このキャラクターに20年後、こんな出番があったとは・・・。

動きが面白いのでこのHP作成ソフトになれたら、このHP上で公開してみます。お楽しみに。

 

2008年04月18日 《新茶の季節、札幌に茶畑出現?》

今年も旬の季節が到来です。今年の新茶は九州ものが少し遅れ、静岡ものが少し早いかなといったところです。

すでに各地の早生を数種類味見させていただきましたが、香りが少し薄いけれど味は、コクのあるまろやかなものが多そうです。

いずれにしても、まだまだ値段に見合った品質のものはほんの一握り、店頭にも一品しか今日の段階では並べておりません。来週から5月の初旬までに各地の品種、仕上げの新茶、新茶のほうじ茶等が続々と揃い始めます。是非お楽しみにしていてください。

写真は当店の店先、札幌のど真ん中に出現したミニ茶園です。新茶の芽吹く様子をご覧になりに来てください。もちろん味見にもお立ち寄り下さい。

 

2008年03月25日 《お茶屋がエゾ鹿の佃煮?番外編》

本ホームページのアラカルトコーナーでご紹介するのは初めてですが、当社の新商品「雪もみじ」、本当にたくさんの皆さんから「こんなにエゾ鹿がおいしいなんて、ご飯に最高!」と、ありがたいお言葉を頂戴して嬉しい限りです。
きたキッチンのWEBショッピングにも掲載され、また旭川の丸井さんの道産品売り場にもおいて頂けることになり、開発の苦労も報われた気がします。東京のどさんこプラザでの販売も予定されているようで、北海道の素晴らしさを伝える一品として広まってほしいと思っています。

「雪もみじ」の企画開発は私が行いましたが、実際の製品化に至るには、最高の鮮度、品質の鹿肉を供給してくれた大金畜産の社長さん、私と一緒に時々工場の大なべをかき混ぜてくれる北川食品の社長さんのお力が欠かせないものでした。お二人とも当社の年商など足元にも及ばぬ大手企業の社長さんです。
それぞれにとって「雪もみじ」の売上金額は、かけた労力を回収できないほどのわずかなものです。それでも、道内の優れた食品を世に出し、エゾ鹿の増加による環境問題に少しでも役立てばと、自ら陣頭で活躍してくださいました。

環境問題だけでなく、私達の身の回りにはたくさんの問題が山積していますが、何から何まで参加協力できるわけではないでしょう。でも、今の自分にできることは何か無いのかなと、ぼんやりとでも思っていると、良き理解者と運にめぐまれれば、今回のような形になることを私は「雪もみじ」で学ぶことができた気がします。

エゾ鹿の適正な頭数管理、森林資源と調和した生態系の維持のためにすべきことは北海道の官民をあげて、現在全力で取り組んでいます。でも、増えて困ったので食べなければいけないという義務感だけでは、食に対する何かが欠けている気がしてなりませんでした。

そんな思いから、北国のお茶屋が考えた切り口は、「旬の味」、「誰もが好んで食べられる優しい美味しさ」、「添加物を使わない本物の味」を最高の炒り加減の自家製ほうじ茶を使って作り上げることでした。(さらに、毎年限定約500本は、札幌で私が種から育てた希少茶を使用した札幌プレミアム版を使用予定です)

美味しいものを食べて幸せを感じるとき。
畑で摘れるもの、海で漁れるもの、山で狩れるもの、全ての食物は自然が育んでくれた命の贈り物です、食に携わる者は、皆同じ気持ちで仕事をしていると思いますが、お客様に美味しく食べていただいた時、創り上げた作品「雪もみじ」の中に、自然に対する感謝の思いを感じて頂けましたら幸いに思います。

「雪もみじ」のできるまで

ほんの少し油を引いて熱します

鍋に新鮮な鹿肉を入れて熱します

ほうじ茶ベースのタレを絡めて

この照り、香り、空腹時には酷です

 

2008年03月06日 《全国うまいもの大会恒例の盆栽新茶》

大変更新が遅れて申し訳ありませんでした。

「雪もみじ」の開発、TV局の取材、日本茶講習会、長期にわたる丸井さんの「全国うまいもの大会」と、たまたま日程が重なって、この数ヶ月はまったく時間に余裕のない状態でした。忙しさはつらいこともありますが、一度このスケジュールを乗り切ると自分の限界値が少し伸びたような満足感もあり、終わってみると、充実した期間だったと振り返るこのごろです。

そしてこの期間中、お客様としていらしてくださった皆様、受講してくださった皆様、ご助力いただいた皆様、本当にありがとうございました。日本茶を愛してくださる皆様とのひと時の触れ合いに、その都度心満たされて頑張れたものです。

恒例の「全国うまいもの大会」も、大変良い商をさせていただき、ご来店のたくさんのお客様の熱気によって室蘭・函館・旭川と、私と共に旅した茶盆栽から、昨年同様ついに札幌会場において全国一早い(笑)新茶が芽吹きました。

根元に小さな白い招き猫がおいてあったことに皆様気づかれましたか。実は、この置物はお客様を招きながら、ひそかに茶樹の成長を助けてくれていました。作り方は手ごろな礫岩を見つけ、リューターという小型の削り器で形を整えた後、カリウム、窒素、リンといった植物に必要な元素を手持ちの植物の生育状態に合わせた比率で配合し、一週間ほど漬け込んでから良く乾かしたら出来上がりです。
ミニ盆栽にはアクセントにもなるので私はとても重宝しています。


2007年10月20日 《北海道のお茶》

皆さんご存知の通り北海道では採算ベースに乗るような茶の商業栽培は難しいものです。それでもチャレンジ精神あふれる人達が各地で露地物の茶の栽培に挑戦しておられるようです。私もその端くれとしてがんばっているのですが、質の向上、量の確保、ともに難しいものです。それでも毎年何とか数百グラムほどは収穫し、身近な者でちびちびと味わっておりますが、質の向上がやはり難しく、硬葉覚悟で収穫時期を遅らせ量を採っているのが現状です。仕入先の皆さんには硬くしちゃだめよと言ってるのに、自分では真逆の情けない有様です。しかしこの実生から育てた茶、自分で栽培した喜びもあり、また火入れさえ上手にやれば甘みも出てスッキリとした自慢の札幌茶だと思っております。もちろん、このままで売り物になるとは思っておりませんが、今度、色々なところで行うお茶教室の受講生の方々に飲んでもらおうと思っています。更には違った切り口でこれを使った商品を開発中です。乞うご期待。

地球温暖化の影響からか、庭の茶の木も越冬しやすいのですが、もう温暖化をはじめとする環境問題には真剣に取り組まないと手遅れになってしまうところに来ているのでしょう。省エネ、ゴミの減量、再資源化、移動に車を使う際は可能な限り小型の車で、アウトドア好きの私仕様のエコハイブリットカー、メーカーさん開発してくれないでしょうか。

 

2007年08月08日 《直径約2センチのミニミニ茶器 番外編》

直径わずかに2センチほどのかわいいミニ薄茶茶碗です。本来は、お茶を点てるのではなく、お酒の飲めない方が、お酒の付き合いを、おしゃれにお断りするのに用います。確かに、懐から取り出して、これで頂きますと言われれば、なるほどと察することができますね。

でも、今の時代一般の酒席で取り出すと、場合によってはマイお猪口持参の酒豪と解釈される危険もあり・・・ご使用は自己責任の上、お願いいたします。

茶筅も同様のサイズです。茶杓はなんと茶の木でできています。背後の茶釜がはるかにそびえる山のように見えます。

2007年07月02日 《携帯茶器どこでも茶》

ひんやりした新緑の中、伏流水のせせらぎを見つけたら、もう取り出すしかありません。どこでも茶セット。普段でもおいしいのですが、大自然の中で飲むと何でしょう、毎回その旨さにびっくりします。

一服の茶を淹れているとき、通りかかった方は皆お客様です。
ほんの一口ですが、登りの方にはもうひと息がんばって、下山の方には落ち着いてゆっくりとお帰りを、日本茶はやっぱりいいね。

PS どこでも茶に限らず、自然の中で火を使うことで、アウトドアの楽しみはものすごく膨らみますよね。いつまでもこうした楽しみが許されるように、火の取り扱いに十分な注意することはもちろんですが、一切の痕跡を残さないくらい、自然に対してやさしくありたいものです。

 

2007年06月30日 《新茶に装う茶の木》

少し前の写真になりますが、以前に雪に埋もれた庭の茶の木です。現在はこの数倍のボリュームがあり、元気に成長しています。他の品種も植えてありますが、凍害回復力はやぶきたが一番ですね。この新芽の美しさは本当にすばらしいと思います。葉の美を競うコンテストがあったら茶は、「艶とみずみずしさ部門」では優勝間違いなし?

新茶の天ぷらは本州に遅れて1ヶ月半、今時期まで我慢しないと口に入らない北海道の露地植え茶の木です。塩で頂きましょう。

 

2007年06月13日 《茶の木ミニ盆栽5》

しばらくぶりの更新となってしまいました。今年の新茶も本当に良いものがそろい、お客様に喜んでいただける商いとなりました。ご購入いただいたお客様、農家の皆さん、流通に関わってくれた皆さん、本当にありがとうございました。お茶の木も多くの皆様に楽しんでいただいているようで、室内栽培の茶の木最北端記録は更新間違いありません。かわいがってくださいね。

ここで茶の木の室内栽培におけるポイントをいくつかご紹介しておきましょう。

①写真の茶盆栽のように小型のものは、夏場特に水枯れに注意してください。土が白く乾いてきたら鉢底から出るまでの水を与えます。これは水と同時に空気を根に運ぶためですから、鉢の底にスノコ(無ければ爪楊枝を二本渡しておくだけでもOKです)等をしいて空気を通すことをお忘れなく。したがって、鉢底がいつも水没している状態では空気が入らず根腐れの原因となってしまいます、ご注意を。

②用土は赤球7に桐生砂3をベースに私は調整していますが、とにかく粘土のように固まらせないことが重要です。

③肥料は育て方にもよりますが、このようなミニ鉢なら小粒の粒状肥料一個で私は十分だと思っています。まだ、種がついていいる場合は、肥料自体が不要です。種の中に必要なものは含まれているのですから。

④日光や風に当てることは、必要ですが室内栽培のものは、室内の弱い光にある程度順応しているので、むしろ炎天下の日に表に出すよりは、たまに薄曇りの日に長時間に出してやるほうが喜んでくれるようです。

⑤最後に、数日家を空けるために鉢の乾燥が心配と言う方、私がよくやる方法ですが、お風呂やシンク等、湿度がある場所に洗面器を置き、その中に水をいれます。その中にスノコなどをしいて鉢を置き、水をたっぷりやって外出します。洗面器から蒸発する水が、水蒸気のバリアーとなって水枯れを抑制してくれますのでお試し下さい。洗面器に水を入れる際、鉢底の穴が水没しない程度の水位にすることは、先に説明したとおりです。

他にもさまざまな方法があり、工夫されている方がいらっしゃることと思います。質問やご自分なりの生育方法など、メールいただけたらと思います。茶の木も生き物ですから、かわいがって育てていただければ幸いです。

 

2007年04月07日 《新茶のたより》

昨日、静岡茶市場の新茶初取引が4月19日木曜日に決定したとの連絡が参りました。温暖化の影響もあり、やはりいつもより早い初取引となったようです。降水量も丁度良く、茶園の状態もまずまずで期待が持てます。南側の傾斜面ではすでに手摘みが始まっています。今日あたりはまた肌寒い気温に戻りましたから、味も香りも十分な静岡ものが採れるのは4月の後半と予想されますが、気がかりは霜害です。やわらかい水分たっぷりの新芽が出揃ったところに霜が直撃すると台無しになってしまいます。農家の方もそれなりの対策はとっておりますが農作業の苦労に報いるためにも無事を祈るのみです。

先日、お客様から以前にお分けした茶盆栽の新芽が伸びてきて産毛が生えている、とのお知らせがございました。私の手元の茶盆栽も同様です。(写真の葉の右側面に付いている銀色の部分)この産毛は毛葺といってゆっくり伸びる新芽が密着しすぎないため、あるいはこれによって作った薄い空気の層による表面張力で雨露の付着を防ぎ、構造的に柔らかい葉を守るためのものと考えられます。ゆっくりと開く新芽を多く摘んだときに、仕上茶のなかに揉み込まれるので、静かに注いだ茶の水面にこの毛葺が浮いていたら、新茶の時期に摘まれた一つの証となります。

これからの一ヶ月間、知覧、八女、嬉野、川根、本山、清水、宇治、足柄と日本各地の茶園自慢の逸品が例年通り、当店の店先をにぎわせてくれる予定です。早いだけで味も香りもいまひとつの新茶は商いたくありませんので、店頭に並べるのはゆっくりにしますが、お近くにお越しの際は一服しにお立ち寄り下さい。

 

2007年02月26日 《もう新茶が・・・》

先日の雪の中の茶の木と対照的に新茶が芽吹いてしまいました。もしかして日本で一番早いのでは・・・、写真の一芯三葉がそうです。この場所は、札幌の丸井デパートのうまいもの大会9階催事場の当店のブースです。ご存知の方も多いと思いますが、毎年この売り場は大変な熱気に包まれ、南国のような状態になります。お客様のたくさん来られる日は、この時期の沖縄の平均気温を軽く超えることもよくあります。この木は日頃寒い場所においていたものなので、寝過ごしたか、とあわてて芽吹いてしまったのでしょう。あと一週間、この場所でお客様の目を楽しませてもらいますが、この後はもう寒すぎるところには戻せませんね。茶の木の根元においてあるふくろうの焼き物は、この間娘と陶芸をした際に作ったもので、リン・カリウム・窒素を微量ずつ含有させたものです。遅効性でゆっくりと作用するこのような肥料が盆栽には適しているような気がします。今度これの作り方も機会があれば紹介したいなと思います。

 

2007年02月23日 《冬 庭の茶の木》

北海道の冬は、茶の木にとって活動限界を超えた厳しいものです。室内栽培は当ホームページのミニ盆栽を見ていただいても判るように、基本さえ間違わなければ難しくありません。むしろ茶の木というのは、直射日光の当てすぎを嫌う傾向さえあるのではないかと思うほど、室内栽培に適しているのではないでしょうか。これに対して露地植えの場合、ほとんどの木が翌年も枯れずに残りはするものの、冬季に受けたダメージを次の冬までに回復しきれずに、数年かけて弱っていってしまいます。しかし、まれに素晴らしい耐寒性を備えた苗木にめぐり合うことがあります。実は当社の敷地で数年前まで、雪をものともせづ成長していた木があったのですが、場所を移動しようと植え替えたとたんに枯れてしまいました。極寒の環境に適応し、根を張ってやっと茶の木自ら作り出した微妙な生存環境を、こちらの都合で壊してしまったことを本当に悔やんだものです。しかし、この木が露地栽培が決して不可能でないことを教えてくれました。今では入手した苗木の内何割かを露地植えし、耐寒性の様子を観察しています。もちろんただ植えるだけではなく、色々と工夫を凝らしていますが。寒さに弱いものは、翌年から鉢に入れ室内盆栽にしてやるとと、遅れを取り戻そうとするかのようにとても良く育ちます。

 

2007年01月13日 《新年》

皆様、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。年明け早々に日高の山に登り、上流の水で「どこでも茶」をしてまいりました。いつもの年は、ツララや新雪をコッフェルで溶かすのですが、なんと、今年は凍っていないのです。例年になく少雪で、プラスの3度と、不思議な温かさを感じる山中でした。こんな年は山の動植物たちにとっても色々な面で影響があるようで、うれしそうに山中で活発に動き回る小動物、気温が高いため眠らず巣穴の周りをうろうろしている熊(空腹なのかも知れません)など、さまざまです。当然、樹木等にも影響がありそうで、休眠せずに幹や枝に水分養分が回っている最中、特に雪が少ないと、一気に気温だけが低下して、大きなダメージを受けてしまいます。植物の種類によって、また被害の大きさによって、それぞれ植物は生き残るための方法を身に着けています。茶の木も、痛手を受けると子孫を残し、種族としての保険をかけるため、実(種子)をつけます。そのとき咲くのがこの花です。同種の植物の中では最も目立たない花ですが、私はこの清楚で質実な花がとても気に入っています。当社の商標もこの花をモチーフにしたものです。それでは、今年も宜しく御願い申し上げます。

 

2006年12月26日 《茶の木ミニ盆栽4》

植物にとって冬を迎えることは、生理機能上の代謝、養分の移動、貯蔵などとても重要な意味があります。茶の木も気温が下がり、冬が近くなると光合成を控えるようになり、水の吸い上げも少なくなります。私のミニ盆栽は、当社の建物の廊下部分の暖房のないところにおいてありますので、屋内であってもこのように擬似的な冬が訪れるわけです。寒いときには、氷点下にもなります。したがって茶のミニ盆栽もこの時期に水をやりすぎると、根が水浸しで腐ってしまいます。控えめにやるようにしましょう。もう一つ、ミニ盆栽で注意したいのは鉢が小さいため、冷気を根が直接受けてしまうことです。したがって、鉢ごと上部の開いた木箱や発泡スチロール箱等にいれることで、冷気の直撃を回避してやります。最後に通気性の問題が残ります。天気の良い日は寒くとも風を入れてやりますが、たくさんの木が密集して箱などで養生しているため、害虫や病気になりやすい時期でもあります。時々霧吹きで少し強めに葉に刺激を与えて洗ってやる、良く観察して虫など付いていないか注意する、等をすることで寒い時期を耐え忍ぶ茶の木を見守ってやりましょう。このとき見つけた枝のふくらみが、やがて春を迎えて新茶となるのです。
それでは、皆様、どうか良い新年をお迎え下さい。                   玉木 康雄

 

2006年11月10日 《茶の木ミニ盆栽3》

今、店頭にて展示中の茶の木のミニ盆栽です。蓋が割れてしまった大型の急須がありましたので、これ幸いにと底に穴を開け、いつものように盆栽に仕立てました。彫り物が寂しかったので金銀蒔絵を施してあります。この時期、水やりのタイミングがつかみやすいように、杉苔を添えてあります。杉苔が細くなったら、たっぷりと水を遣ります。狐の尻尾のようにコケがふっくらとしているときは、鉢に水分が残っているから大丈夫、といった具合です。ただ、空気が乾燥し小さな塵の発生するこの時期は、鉢に水を遣らなくとも、毎日葉には直接霧吹きで散水してやると良いでしょう。茶の木に限らず室内で育てる植物は、浄化フィルターのように室内の空気の清浄化にも役立つと思われますが、見方を変えればフィルターとなった葉は時々洗ってやらねば呼吸困難になってしまいます。
呼吸といえば、用土の部分を時々指で押さえている方が見受けられますが、用度の隙間から入る酸素も根にとっては重要です。あまり用土が高密度にならないようふっくらとした土の状態を保ってやりましょう。

 

2006年10月17日 《携帯茶器どこでも茶セットの使い方6》

さて、好みの濃さにでるまでじっくりおいたら、急須を静かに傾け、茶碗にゆっくりと注ぎ分けて行きましょう。最後の一滴はまさにゴールデンドリップ、しっかりと注ぎきって茶の滋味を最高のロケーションのもと存分に味わいましょう。
残った湯は茶器の洗浄に使い、エスビットコンロなどは冷めてから収納します。火の気を残さず、自然に感謝しつつきれいに、安全に楽しみましょう。

2006年10月17日 《携帯茶器どこでも茶セットの使い方5》

茶葉を、先ほど湯を張った急須に直接入れてしまいます。湯に茶葉を投じることを以外に思うかもしれませんが、この豆急須は風味を楽しんでもらいたく、金網のつかない、とも網タイプです。このように茶葉を湯の中に静かに放つことで、茶葉をゆっくり開き、急須の目詰まりを防ぐことが出来ます。最近の茶は、深蒸茶のように細かい茶が増えたこともあり、この方法は大変理にかなっています。

2006年10月17日 《携帯茶器どこでも茶セットの使い方4》

茶筒の茶葉を茶匙にとりおきます。茶葉量は好みや茶種にもよりますが今回は、小さじすりきり一杯ほどの量で淹れてみます。

2006年10月17日 《携帯茶器どこでも茶セットの使い方3》

湯が沸いたら、まず二客の茶碗にその湯を9分目まで入れます。その湯を今度は急須に入れます。こうすることで、湯の計量、茶碗の温め、湯冷ましと一度に済ませることが出来ます。

2006年10月17日 《携帯茶器どこでも茶セットの使い方2》

エスビットに着火して、気温にもよりますが数分で湯に気泡が出てきます。まもなく沸騰します。
水汲みピッチャーご利用の場合は、つかみ手が小さいので吹きこぼれも考慮して、湯は少なめにすることをお勧めします。くどいようですが、やけどにも十分気をつけてください。

2006年10月11日 《携帯茶器どこでも茶セットの使い方1》

お問い合わせの多い、実際の使い方をご紹介しましょう。
どこでも茶は、どなたでも簡単にきれいな清水に出会ったとき、「この清流で一服の茶を点てて飲みたいな。」と思う気持ちを実現するためのセットです。したがって、まずはきれいな水との出会いが大切です。では、きれいな水とはどんな水を指すのでしょうか。北海道に限って言えば上流に鉱山、工場、農家、住宅などの汚染源がなく、清流を好む山女や岩魚の生息している環境が一つの目安となります。これを市販の携帯用浄水器でろ過して、さらに完璧を期す方もいらっしゃいますが、野点の場合は必ず水は煮沸することが前提となります。このことを踏まえたうえで各自ご判断下さい。また当然火を使いますから、安全性にも十分配慮しましょう。
さて、そんな素敵な場所を見つけたら、早速セットを広げてみましょう。籠のふたは多少湾曲していますが丁度良い置台としても使えます。豆急須と茶碗を置き、茶筒も横においておきます。
エスビットコンロを開き燃料をセットし(スタンダードタイプで3個、ミリタリータイプで1個くらい)、耐熱性のあるケトルなどに水を汲み、火災の危険のない安定感のある場所でやけどに気をつけ、着火します。写真では付属の水汲み用ピッチャーを直火にかけていますが、耐久性等、専用の耐熱ケトルに比べ劣りますので、これはあくまで自己責任のもとで行っています。

2006年09月12日 《携帯茶器セット どこでも茶》

お問い合わせを頂いております携帯茶器セットを、ご紹介させていただきます。豆急須など茶器に限りがある上、陶器はサイズなどが正確に同じものがご用意できませんので、ご注文を頂いてのセミオーダーでの販売とさせていただきます。参考までに、写真のセットで11センチ角の籠網に簡易ピッチャー、豆急須、白磁ミニ茶碗3個、茶筒、防水マッチ、固形燃料エスビットコンロ、布巾、携帯用袋、取扱説明書のセットで6000円となります。茶筒の茶葉は、お好みの茶種でお選びいただけます。次回は、実際に野外で使用している様子をご紹介出来ればと思っております。

2006年09月08日 《茶の木ミニ盆栽2》

商売の関係で白磁のミニ茶碗や急須など割れたり、欠けたりしたものには事欠きません。底に水抜きの穴をあけ、金銀で繕ってやると、実生の茶には丁度良い大きさの盆栽鉢になります。あまりにかわいいので、なるべく小さく育てていますが、時には剪枝をものともせず、勢い良く、ぐんぐん伸びて普通の大きさの盆栽鉢に移すはめになるものも出てきます。それはそれで人の力の及ばない自然の力を思い起こさせてくれるものです。

2006年08月31日 《茶の木のミニ盆栽》

今年もミニ茶碗の盆栽をたくさん作りました。水の遣り忘れさえなければ肥料もほとんどいらないため、ずいぶんたくさんのお客様にかわいがって頂いております。お日様と流れる風も、植物の長期の生育には欠かせないエレメント。冬を越すためにも、今のうちになるべくあててやりましょう。

2006年08月31日 《どこでも茶の提案・携帯茶器》

皆さんは、清流の流れる景色の中「この清水でお茶を一服飲みたいな」と思ったことはありませんか。山女や岩魚の泳ぐ我が国の渓流の水はまろやかで、日本茶にとても良く合います。日ごろのアウトドアライフの中で、こんな思いを形にしてみました。写真は携帯性を追求し、一辺の長さ11センチの籠箱に豆急須・茶碗・茶筒・茶匙・着火用具・携帯コンロ・ピッチャー・布巾等をセットしたものです。山歩きの際には、いつでもポシェット等に入れて持ち歩いています。汲みたての川の水(もちろん上流に鉱山や生活排水のない場所のものに限りますが)をその場で沸かして淹れた茶はまことに甘露ですよ。
セットは当店でも販売予定でおりますが、これからの季節、皆さんもまずは、身の回りの茶器で野点に是非挑戦してみませんか。