「究極のティーバッグシリーズ」誕生秘話

玉翠園では「究極のティーバッグ」という名の商品ラインナップを展開しております。この商品が登場した経緯をお話しいたします。

茶の歴史を振り返ると江戸時代から昭和の時代まで緑茶は急須で淹れるものというのが当たり前でした。その後、紅茶からヒントを得てティーバッグが登場し、更には30数年前にペットボトル緑茶、更に現在ではセラミックスのミキサーで粉砕したパウダー粉抹茶等、ライフスタイルの変化とともに緑茶の飲み方も変化し様々な商品が登場しています。

とはいえ便利ではありますが味わいは急須で淹れる場合と同じではありません。それはペットボトル等の飲料緑茶は製造工程で酸化防止剤を入れないと製品が作れませんので高級茶の味わいは出せません。またパウダー粉抹茶は健康成分であるカテキンは急須で淹れるよりも多く摂取することができ、水色も抹茶のように濃緑色になるのですが急須で淹れるようなお茶本来の香りや清涼感が出ないのです。

そうなると便利でなおかつ急須で淹れる味わいを再現できる方法は今のところティーバッグしかないのです。但しティーバッグにも弱点があります。それは一度の製造個数が数万、数十万個というロット数にあります。ということは大手メーカーは作ったティーバッグを賞味期限もあるので早く販売しなくてはなりません。早く販売するということは高級茶(例えば一番茶)よりも安価なお茶(二番茶や三番茶)の方が販売しやすいため最高級のお茶はあまり使われないのです。がからお茶好きの方々からはティーバッグのお茶は長い間敬遠されてきたのです。

こだわり抜いた玉翠園のティーバッグ

そこで玉翠園では店頭で販売されている特色があり人気のある一番茶を小ロットで自社製造し、急須で淹れた場合と全く変わらない味わいが出せる製品の製造を始めました。それが「究極ティーバッグ」シリーズです。名称に「究極」という表現を使用しているのはティーバッグではこれ以上の商品が作れませんという意味合いを込めています。当然ティーバッグ自体にもこだわりました。一般的な座布団型の不織布のティーバッグでは抽出中に茶葉が踊らないので急須の時のような味わいが出せないため容量に余裕を持たせたテトラ型テーバックを採用しています。また素材では味わいと環境にも配慮しプラスティックではなく土に帰るトウモロコシを原料としたバイオマス原料を使用しています。

「究極のティーバッグシリーズ」それぞれの特徴

香りが強くてうまみのある美味しいお茶が飲みたいけれど急須で淹れるのは茶殻のゴミの処理などで少し面倒だとか、会社に持って行って自分のマグカップで飲みたい、旅行に持っていきたい等というお客様に大評判で現在では宇治、静岡、八女、知覧、北海道熟成煎茶(水の守人)、自家焙煎ほうじ茶などのラインナップがございます。

それぞれの特徴をご紹介いたします。これらの商品は当社のネット販売コーナー「ネットショップ玉翠園」でもお買い上げいただけます。

究極宇治一番茶ティーバッグ

まろやかさに重点を置いています。どなたが飲んでも美味しいといわれるお煎茶です。
10個入り¥550(消費税込)

究極八女一番茶ティーバッグ

お茶の甘味、うまみをとことん追求したお茶です。一煎茶は熱湯より80度くらいのお湯で淹れると最高のパフォーマンスが発揮されます。
10個入り¥550(消費税込)

究極静岡一番茶ティーバッグ

爽やかで上質な苦渋みのある濃緑色のお茶です。パンチが効いたお茶をお探しの方にお勧めです。
10個入り¥550(消費税込)

究極知覧一番茶ティーバッグ

五月の新芽の頃の爽やかさを重視したフレッシュなお茶です。新緑の味わいを保つため数量限定販売です。
10個入り¥550(消費税込)

自家焙煎八女一番茶ほうじ茶

当店自慢の炒りたて八女一番茶を焙煎香を逃がさないようにフレッシュパックしました。こまめに焙煎しておりますのでいつも炒りたての香りが楽しめます。
10個入り¥550(消費税込)

北海道熟成茶〈水の守人〉煎茶ティーバッグ

玉翠園が国土交通省との共同で進めている札幌市南区定山渓の豊平峡ダムのトンネルで長期熟成したお茶で作ったティーバッグです。最高級茶を少し強火で仕上げてあるので甘味とうまみがありと芳醇な香りが楽しめるお茶です。
10個入り¥600(消費税込)